社員旅行途中のある日の会食中。
モリタ「これから大阪に行くの楽しみ〜！
何か食いたいものある？」
全員「う～ん。何でも美味そうっすね！」
石原「大阪と言えばたこ焼きじゃないですか？」
モリタ「せやな！石原、お前たこ焼き何個いける？」
石原「何個！？……まぁ、80個位いけそうっす。」
モリタ「マジか！？ってかキリ悪いなぁ。
どうせやったら100個いける？」
石原「いけるかなぁ・・・。いやいけます！」
(※哲也さんは某牛丼チェーンで働いていたので松屋と呼ばれています)
哲也「たこ焼き100個は無理っす……
けど、僕、お菓子は結構食べれますよ♫」
サカモト「そういえば、昨日の夜も1人でポテトチップス2個いってたもんね？」
哲也「そっすね！」
サカモト「じゃあ【うまい棒】たこ焼き味いけるんちゃう？」
哲也「あ、いけそうっすね。
100個いきましょう！」
石原「哲也さん、大きく出ましたね。100個しんどいっすよ？」
哲也「いやいや、石原君こそ全部で2.5kgだよ！？いける？」
モリタ「ガッキー、これおもろそうやな！！」
ガッキー「行きつけのたこ焼き屋あるからセッティングしよか？」
モリタ「おー！頼むわ！」
哲也・石原「分かりました！絶対に負けないっすから！」
～大阪へ移動～
ガッキー「みんなこっちやで～。」
モリタ「お前ら行くぞ！」
哲也「了解です！うまい棒も買ってあります！」
石原「こっちも体調万全です！」
モリタ「やるからには気合入れろよ！」
石原「はいッ！」
哲也「めちゃくちゃ入ってます！」
ガッキー「決戦会場はこちらでございます。」
モリタ「ここか！」
石原「美味そうな香りが！テンション上がりますね！」
哲也「行きましょう！」
全員「おじゃましまーす。」
モリタ「もう一度確認する。お互い100個先に食べ切った方が勝ちや！」
モリタ「予約しといたから決着つくまでいけるで！」
哲也・石原「ありがとうございます！」
モリタ「石原！ここまで来たけど100個いけんのか？」
石原「いけます！」
哲也「いけます！」
石原「本当にいけんのか？ゴルァ！」
哲也「アンだと！？いけるに決まってんだろ！」
哲也「これが100個か・・・。余裕ですね。」
店員さん「たこ焼き100個お待たせしました～。」
全員「ありがとうございま～す。」
店員さん「どんどん持ってきますね～。」
石原「美味しそうですね！これならいくらでも食えます！」
哲也「この量食えると思ってんのか？」
石原「食えるつってんだろ！」
モリタ「ブレイク！お互いいくで！レディ～！」
モリタ「ファイ！」
哲也・石原「いただきま〜す！」
石原「(バクバク、モグモグ)」
哲也「(サクサク、モグモグ)」
石原「(モグモグ)そろそろ折り返し地点が見えてきたぞ！」
(※たこ焼きは一皿10個のっています)
哲也「(このままじゃ無理だ・・・。よし！あの作戦だ！)」
哲也「このままじゃ食いづらいんで砕いてかっこみます！」
哲也「(ザザー、ゴクゴク)」
哲也「マズ！
味が不味過ぎて無理っす・・・。」
哲也・石原「(モグ・・・モグ・・・)」
モリタ「ペース落ちとるよ！がんばれよ！」
石原「・・・残りの10個です！」
モリタ「マジか！もう少しや！」
哲也「(マジか・・・。キツイな・・・。)」
石原「残り5個っす！」
石原「(しかしもう限界だ・・・。何か策はないのか・・・？)」
石原「森田社長・・・、マヨネーズを取り除いてもらえますか？」
モリタ「は？石原、それでいけるんか？」
石原「それで必ず食べ切ります！」
モリタ「分かった、お前のために一肌脱いだろ！」
石原「ありがとうございます！」
モリタ「石原！キレイに取ったったで！」
石原「完璧です！これならいけます！」
石原「(パクパク、モグモグ)なんとか全部口の中には入った・・・。」
哲也「(マジか！全部食べきってる！)の、飲み込むまでが勝負ですから！」
石原「なるほど・・・、飲み込むまでが勝負ね・・・(ニヤリ)」
哲也「(コイツ！余裕だと！)そ、そんなに口に含んでいたら一気に、の、飲み込めないだろ。」
石原「スミマセン！オレンジジュースください！」
哲也「なんだって！」
石原「(ゴクゴク！)」
ガッキー「アレは、限界を迎えたフードファイターが糖分で胃袋に隙間をあけて無理やり詰め込む荒技・・・って石原に聞いた。」
モリタ「うわ～、一気に胡散臭いわ～。」
石原「ご馳走様でした！シャーッ！完食！」
全員「えー！」
・・・その夜、哲也を見たものはいない。
(※8時間後、うまい棒100個食べ切ったようです。)
